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杖が要らなくなる!

最近、80代の方の来店が増えている。

膝や腰が痛いようで杖をついておられる。

ご家族に送ってきてもらって駐車場から歩いて来られる。駐車場から入口まで10mくらいだろうか・・・

車から降りて、入り口のドアが開くまですごく時間がかかっていた。

それほどに痛くて歩くのが辛いということだと思う。

でも、ここに来られる方は、良くなるために来られている。

当然だけど、私は気休めの施術は提供していない。

1歩1歩が大変なくらいになってしまっているということは、相当前から痛みを我慢していたはずだから、簡単には元には戻らないけど
でも、人のカラダは元に戻るようにできているから、大丈夫。

「大丈夫」と言えるのは自信があるから

開業当初(2002年ごろ)に腰痛の相談を受ける機会が多くて、
私を頼ってカラダの相談をしてくれる方々の期待に応えたいと思い、腰痛についての研究をしてきた経緯がある。

その結果、腰痛にはいくつかの種類があって、それに合わせた原因となる箇所がある。

腰痛と膝の痛みは、連動していて、杖を必要としている人は同じようなところに原因がある。

1回でも脚が軽くなるとか痛みがラクになるということが大事で、それが希望へとつながる。

結構、高齢者を対象にするのはリスクがあるということで良くならないと思い込んでいる治療家も多いように感じる。リハビリはしているけど「良くならないのは当たり前」的な・・・

腰痛は良くなる!

腰痛の研究の結果、腰痛の原因は腰ではないということが分かった。

腰痛の人は、腰に湿布したりコルセットをしたり、テイピングをしたりしているけど腰に原因があるな効くはずだと思うし、効かないのはそこに原因がないからだ。

良くなることをしなければ良くならないのは当然のことだ。

 

私の場合、知りたい内容は大きく3つ。

①どんな時に痛みを感じるか
②その痛みはいつからか
③病院での診断と治療法

次に、原因となっていそうなところに検討を付けて、触らせてもらって歪みやコリを見つける。

 

「腰痛の人に横になってお待ちくださいね」というと100%うつ伏せになって待っていてくれる。
私の場合は、上向きに横になってほしいので、向きを変えてもらっていた。

どこも腰の治療は、腰を触るんだーと思った。

今では、上向きに寝てください。というようにしている。

施術方法を選ぶ

年齢的にも70代後半以上で杖をついている人は、どこを触っても痛いはずなので

最初は、痛くない方法で始めるようにしている。
いくつもの病院を回って、今に至っているはずだから、特に痛くない施術で違いを感じてもらえるようにと考えている。

比較的若い人の場合は、ちょっと痛いけどすぐに良くなる方法を選ぶことが多い。
それは、仕事をされていることが多いので休んだりしなくていいように考えている。

腰が痛い、膝が痛い、特に痛いのはこの2か所かもしれないけど、もっともっとカラダにたくさんの負荷がかかっているから、何が一番辛いかを伺って、その症状を軽くする施術を行う。

人は、今一番痛いところが「痛い」と感じるわけで

そこの痛みが和らいでくると、違う所の痛みに気が付くのである。

だから、その都度、どこが一番辛いのかを聞いて施術を行っている。

これを繰り返すことで、どんどんと体は軽くなっていきラクになっていく。

「この後、買い物に行ってもええかな?」

自宅の廊下には、もちろん手すりが付いていて、手すりに捕まりながら歩いてトイレに行くんだけど、
壁や柱にぶつかってしまうから腕のあちこちに内出血の跡があった。

「夜中にトイレに行くとき、ココが痛いんや」とふくらはぎの横を指されたたので、その日はそこの痛みが和らぐように施術した。

 

 

施術が終わってベッドから立ち上がった時

「どこも持たんでも立てるわ!」と喜んでくださった。

そうか・・・杖なしでは立っていられないくらい痛かったんかと思った。

 

 

最初に比べて痛みがマシになってきているようで

話しの中からも動きやすくなっているのが分かった。

「帰りに買い物に行きたいんやけどええかなぁ?」と言われた。

そのための着替えも用意してこられているとか(笑)

前向きな気持ちになられてすごく良かった。

状態に合わせて使用機器を選ぶ​

次は、どんな方法で施術しようか。

いつも同じ方法では、変わってくる症状に対応できないので、色々と考えて頭の中で準備をしている。

実際は、その通りに行かないことが多いんだけど(笑)

1番痛いところが和らいだら、次に痛いところに気が付くものなので、それは良くなっているということ。

これを繰り返しながら、どんどんと元のような動けるカラダへと戻っていくのだ。

先日の施術では、杖なしで立てたけど、近い目標は杖なしで歩けるようになることだと私は思っている。