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自律神経の働きはオートマチック

自律神経っていう言葉は知っている人は多いけど、
自律神経の働きや重要性を説明できない人は多い。

私は、人のカラダのことやなぜそんな症状が出るのかを考えるのがライフワーク化している中で、自律神経が乱れていることが原因じゃないかと思うことが多い。

そもそも、自律神経というのは、その状態に合わせて自動的に働くもので、自分の意志でどうにかなるものではない。

気温が暑いと勝手に汗が出る。これは体温が上昇しないように汗をかいてその汗が蒸発するときに熱を奪い、体温を一定に保とうとするためである。

反対に寒い時は、自然に体に力が入ったり、震えが起きたりする。これも体温が奪われるから熱をつくるために自動的に力が入ったり震えたりする。

血圧や脈拍も自分の意志では変化させることはできない。
消化や吸収も同じ。

血圧が高いと下げるための薬を飲むけど、必要だから血圧が高くなっているのだと思う。だから、血圧だけを下げても、血圧が上がった原因に対応してないから薬が切れるとまた高くなるから飲み続けないといけない。

体調不良や病気の原因は、カラダの中にあることが多い。
細菌やウイルス感染は、原因が分かっているけど
生活習慣病や成人病は、食生活や運動や睡眠などを見直す必要があるはずだ。

血圧は心臓が押し出した血液が血管にあたる時の圧のこと

心臓は、一定のリズムで収縮を繰り返しています。
心臓がポンプの役目をして血液を送り出しているのですが、これは血液中の栄養と酸素をカラダの隅々に届けるためです。
カラダ中の細胞に酸素と栄養がいきわたるように血圧を調整しています。

塩分の取りすぎなどで血圧が上がることがありますが、血圧が上がる原因はこれだけではありません。
中高年になると血圧が高めの人が増えてきます。
これと並行してカラダの柔軟性が悪くなってくる人も増えてきます。

柔軟性と血圧?と思うかもしれませんが、
柔軟性が悪くなるということは、筋肉が緊張した状態が続いている、筋肉が硬くなっていることで、筋肉の間にたくさん走っている毛細血管を圧迫してカラダの隅々に十分に血液が届いてないのではないかと考えたのです。

カラダの中の細胞1つずつが酸素と栄養を得てエネルギー(熱)をつくるので、血液の量が減少していたとしたら、エネルギーをつくる量も減って、手足が冷たい、むくみやすいということになるのではないかと思っていました。

柔軟性を上げれば血圧は下がる?

私はストレッチを指導するときには、血圧や服用中の薬などを確認するようにしてきました。
血圧はどれくらいで、血圧を下げる薬は飲んでいるか、その間隔は?、どれくらいの期間飲んでいるか?などを聞いておきます。

無理なストレッチは行いませんが、柔軟性が良くなってくると

冬でも足先が冷えなくなったり、血圧の薬の量が減ったり、よく眠れるようになったり、と変化が出てきました。

すべての人に効くかどうかはまだ分かりませんが、
私の仮説が当たっていたということになります。また、これからはこの仮説に当てはまらない方が現れた時には、次の仮説をたてて原因を見つけていきたいと思っています。

 

 

段々と緩めることが難しくなるから

自律神経は、オートマチックに働く神経ですが、
年齢とともに副交感神経の働きが鈍くなっていくことが分かっています。
交感神経は緊張、副交感神経はリラックスです。

年齢とともに力を抜いたりリラックスすることが難しくなってくるので、カラダの柔軟性が落ちてくる人が増えてくるのだと思います。

若い頃は、疲れたらぐっすりと眠れていたし、スッキリと目覚めていたけど、気が付けば気持ちよく二度寝できなくなっていたり、疲れが残ってだるい、そんな現実があります。

もう、寝るだけではダメです。

だから、どうやって緩めたらよいかを考えるようになったのです。

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