「『骨が歪んでいる』って言われた。だから痛いんやって」
これって良く聞きませんか? こういわれると骨が悪いっていう感じがしますよね。
でも、骨は勝手に歪まないので、骨が悪いわけではありません。
カラダ(骨)を動かすのは、骨格筋という筋肉です。
カラダに歪みがある時って、この骨格筋のどこかに緊張が続いているから曲がったままの状態でそれを歪みというのです。
例えば、「膝の軟骨がすり減っている」
というのも良く聞きます。これってなぜ起こるのでしょう。
答えは老化や歳のせいではありません。これは私個人の意見です。
膝が痛い人や腰が痛い人はO脚の人が多くて(O脚の改善方法あります)膝が痛い人の多くは内側に痛みを感じています。
膝の骨には、均等に体重がかかるようになっているけれど、O脚になると体重が内側に偏ってしまうのでそこの軟骨が
すり減っているように見えるのだと思っています。
15年くらい前に私の母が膝に痛みがあり、階段を上ったり、降りたりするときには手すりにしがみつく様な状態でした。
正座なんてできなくて、法事の時はお尻の下に入れる小さな椅子?台?のようなものを使っていて
もちろん病院では「軟骨がすり減っている。歳だからねー」と言われていたことがありました。
20年くらい前から始まった腰痛の研究
腰痛の人の観察や仮説を立てて改善できるかを試すという実践的なことを行ってきました。
だから10人施術して1人か二人の腰痛が改善できたというものではありません。
そんなことを考え、実践してみるという日々を送っていた頃、膝が痛いという人と腰痛がある人の体型がとても似ていることに気が付きました。
腰痛を改善させるためにストレッチも考案したんですが
このストレッチもしっかりと改善が見込める内容にしています。
膝が痛いのと腰が痛いのは、原因は同じだけど痛みがでているところが違うのです。だから同じストレッチで膝の痛みも腰痛も改善できます!
ストレッチっていうのは自分で行うんですが、
マッサージと違って優れている点は、1か所のストレッチして伸びる筋肉は無数にあるということです。
マッサージは、触ったところがメインに解れるので、各筋肉にアプローチしようとすると時間がかかってしまいます。
疲れすぎて自分ではできないという人は、マッサージがお勧めですが、ある程度解れたら、自分でストレッチをされることをお勧めしたいです。
なんで、開脚なん?って思うかもしれません。
でも、開脚なんです。
15年前、ルパンみたいに細いO脚の母の膝の痛みが治ったのも開脚だったのです。
最初は、母も開脚なんてできないし、私のことなんて信用してませんでしたから全く聞いてくれませんでした。
私が本を書いたことで少し伝わったのか、本を読んでストレッチをやったようでした。
「ストレッチ、ええわ~朝起きたらこうやってするんや」と言ってました。
当然ですが、膝の痛みがなくなって、今では正座して仏壇にお経をあげています。
ストレッチでも施術でも治療でもそうですが
本当に効いていれば、1回でも違いが出るものです。
それから体重が重いからとか
歳だからとか
これらの方は、効果が少ないということもありません。
ベターッと開脚が出来なくて当然です。
開脚は痛いものです。腰痛や膝の痛みがでるくらいなんですから
カンタンに開脚するのも難しいはずです。
本当に膝や腰の痛みが強い人は、あまり、脚が開きません。
角度で言うと30度~90度くらいかな
でも少しずつ頑張って、開脚の開きが良くなっていくと膝や腰の痛みが和らいでいくのです。
これは本当です。
ポイントは、内ももが伸びていればOKです。
ミシミシしていればOKです。
やりすぎは注意してください。内出血が起こることがあります。
しっかりとストレッチできると筋肉痛が出ます。
でも膝や腰の痛みはラクになっていると思います。
まだ他に2カ所、腰痛に効くポイントがあるので、これですべてではありません。
とにかくやってみてください。