80代の男性とストレッチ

平成24年から毎月2回、ストレッチを受けてくださっている方の旦那さん(お父さん)が

あまり体を動かしたがらないので、どうしたらよいかと相談を受けた。

かかりつけの病院の先生は運動しなさいと言われるらしい。病院のリハビリ体操にも行っているけど特にどこかが良くなったということは無く、

デイサービスで麻雀ができるところを見つけて行はじめたけど、面白くないと辞めてしまったとか。

少しでも歩こう!と連れ出して休みながらでも2000歩歩いた時は、少し元気そうになっていたけど毎日ではないから・・・

月に2回のストレッチにも何度も誘っているけど、みんなと一緒は恥ずかしいのかもしれない、

私に出張でストレッチをしてほしいということだった。

いきなりが良かったのか!

前もってストレッチの話をすると嫌がるかもしれないからということで

私が行くことは内緒だったよう(笑)

こちらのお父さんの顔は知っていたし、少しは話しをしたこともあるから、親しみを込めて話した。

「今日はお父さんのストレッチに来ました。」

少し驚いた感じもあったけど

「カラダでどこか痛いとかしんどい姿勢とかありませんか?」と聞くと「特にないなー」と。

だいたい、50歳を超えるとどこかが痛いもので、動くと痛いと思うのは普通になってくる。「こんなもんかなー」という感じに思っている人は多い。

両手を上げてもらうと、ひじが曲って上には上がっている。

背中が猫背気味なのが気になって、仰向けに寝て胸をほぐした。

続いてお腹も

立ち上がって背中が伸びたことを確認してもらって

胸を開くストレッチ

下半身もストレッチ

前屈は床まであと10㎝くらい。胡坐すわりで膝をトントン叩いてもらって

立ち上がると、スッキリしてきたことが分かって来たみたいで表情が柔らかくなってきた。

80代の柔軟目標!

年内の目標は2つ。

1つは、前屈で指が床に届くようになること。

もう1つは、両手を上げて耳に付くようになること。

今日最初に腕を上げてもらった時よりも、帰るころにはグッとよく上がっていて、それを本人もわかっていたので、「できる」という気持ちになっているはず。

柔軟性が高くなってくるとカラダがラクになってくる。

80代だからとあきらめる必要は全くない。

 

指の柔軟性を確認してからハンドヨガを簡単にやってみて

「首を左右に動かしてみてください。」

動くわー。

奥さんも横で見ていて「さっきよりよう動くようになっとう」と(奥さんはストレッチを続けておられるのでこういうことは知っているし経験済みである)

 

カラダが軽くなると気持ちも軽くなって、前向きになれる。

カラダの血行も良くなるから、いいことばかり。

 

さぁ、次はいつ行こうかなぁ。